こんや石破新内閣が発足した。平均年齢63.6歳、”裏金議員”が1人もいない布陣で信頼回復に臨む。石破総裁が総理大臣に指名される1日、総理大臣を指名する選挙で自民党議員は石破総裁の名を書くこととなるが、総裁選で4度敗れていることを思い起こさせる自虐ジョークに笑いが起こった。そして行われた総理大臣指名選挙により石破総裁が第102代内閣総理大臣に指名された。その石破総理を支える内閣の顔ぶれについて。かりんとうを配っていたのは総裁選で石破氏に敗れたものの財務大臣に起用された加藤勝信氏。石破総理を20年近く支える赤澤亮正氏のもとには総理秘書官の熊木氏から電話が入った。石破総理からの呼び出しがかかった。元俳優の三原じゅん子議員は午前中、「まだ正式になにもないので」と話していたが、午後には初入閣となった。石破内閣の19人の閣僚の中で初入閣は13人、女性閣僚は2人。総裁選で誰を支持したかで見てみると、石破総裁を支持した人が7人、決選投票に残った高市氏を最初から支持したのは1人だった。立憲民主党・野田代表は石破総理が衆議院の解散を急いだことに「国会での論戦から逃げた」と批判。石破総理が挨拶に訪れると「臨時国会は会期延長もできますので、ぜひ良い議論をしましょう」と直接釘をさした。「解散総選挙の時期をはじめ、総裁選中に示した考えが総裁になってから変わっていないか?」と繰り返し問われた石破総理は「いかにして国民の皆様方にご判断いただける材料を提供するかということ。そして早急に新体制は信を問うべきだということ、いかにして両立させるかということを申し上げてまいりました。誠心誠意可能な限り主張し、投票日までに判断いただける材料を提供すべき」などと述べた。また、裏金議員の公認問題については自民党幹部によると、公認を出さない「非公認」とすることは見送る方向で検討が進められている一方、比例代表での重複立候補は認めない案も浮上しているという。一方、昼過ぎ、総理官邸には階段にまで人が。待っていたのは総理を退いた岸田文雄氏。官邸職員が多くの人に見送られた。総理在職日数は1,094日で戦後歴代8位だった。