LIXIL技術研究開発センターでは聴覚障がいでほとんど音が聞こえない中で働く人の姿が見られる。従業員はそれぞれヘッドセットを首からかけていて、文字起こしがモニターに出る形で聴覚障がいがあっても円滑な意思疎通が可能となったという。モニターの文字起こしの情報を把握しながら指示をこなしていく様子が見られ当事者も「以前と比べて打ち合わせに積極的に参加できるようになった」と話している。LIXILではこれまでは1割ほど給与に差があったものの、今年度から給与体系を見直して同一労働同一賃金を実現していて、担当者は「本来の力を引き出したら本当に業務に資するような仕事をしてくれる」とさらなる活躍に期待する様子を見せている。