能登町特産のブルーベリーを使ったクレープの販売が再開された。能登町の農園がキッチンカーの拠点を金沢市に移した。輪島市のそば店では先週ようやく断水が解消され今日からそば作りが再開した。しょうゆ製造販売会社4代目の谷川貴昭社長は地震で醤油の蔵は壊滅的な被害を受けた。再開に向けて欠かせないのが蔵の解体。今はボランティアによる片付けが行われているのみで本格的な解体は始まっていない。これまでに輪島市で行われた解体は緊急的な着手で約30件となっている。仕込みを行う建物では断水がまだ解消されていない。再開への道のりの厳しさをより意識するようになったという。谷川さん夫妻は先月東京での見本市に参加した。谷川さんは「何年たっても待っていますと直接顔を見て言ってもらえるのはすごく励ましになるしありがたい」などと話した。まずは同業の会社に製造を委託できないか検討を進めている。輪島市では来月1日から公費解体の窓口での申請受付を開始する。