1隻目は神永丸。トラックが農産物などの貨物を積み込み、210台の車両を降ろし、254台を積み込んだ。スロープをたたみ、午後5時に釧路港を出発した。仙台、東京、大阪、苫小牧を経由して釧路に戻る。乗組員は13人で、少ない人数でも運航できるよう最新機器を装備している。仙台港までは19時間の航海。1日6交代4時間ずつブリッジで見張りをする。着岸するポイントは幅が狭いため、出港する船がいるとすれ違うのが難しい。港の無線局に連絡して調整してもらい、ポイントに着岸した。この春に沖縄水産高校を卒業した甲板員の仲松さんは、現在見習い乗船をしている。