今日のテーマは「債券市場が織り込む日銀追加利上げの見通し」。大森さんは利上げの織り込み状況について「足元では市場では政策金利織り込み、及び日銀の金融引き締めサイクルのターミナルレート政策金利の到達地点を模索する動きが続いている。」などと話した。OIS市場が織り込んでいる政策金利のグラフが紹介された。0.6ポイントになるためには、目先2年ほどの間に0.5%程度利上げを織り込んでいるとのこと。一方で、日本の債券市場でも利上げの織り込みは進んでいるのかという質問に「日本国債JGB市場ではスワップ市場ほど政策金利期待は強く織り込まれていません」などと述べた。政策修正が進めば、10年債の利回りが上昇していく余地があるのかという質問に対して「目先としては1.3%が上限だと思っています。」などと答えた。