(中継)日銀本店前。日本銀行は金融政策決定会合で、短期金利の誘導目標について「0〜0.1%」から、0.25%程度に引き上げることを決めた。これで短期金利は2008年12月以来、15年7か月ぶりの金利に戻ることになる。利上げに踏み切った背景には円安を是正する狙いもあったものとみられる。大規模緩和の副作用である円安によって、物価を想定以上に押し上げるリスクが高まっていたため、日銀内でも「経済全体にマイナスだ」と影響を危惧する声が出ていた。発表を受けて円相場は荒い値動きとなっていて現在は1ドル=152円70銭〜73銭で取引が続いている。午後3時半から行われる植田総裁の会見が注目される。