日本銀行本店前から中継。歴史的な円安や物価高で消費が伸び悩む中、日本銀行は金融政策決定会合でこれまで0~0.1%としていた政策金利を0.25%程度に引き上げることを決めた。日銀の利上げ決定の発表直後、外国為替市場では一旦は一時1ドル151円台まで瞬間的に円高が進んだが、市場には事前から値上げの観測が広がっていたこともあり再び円安に傾き、現在は1ドル152円台後半で推移。追加利上げで生活にはプラスマイナス両面の影響が出てきそう。金融機関によって異なるが、普通預金や定期預金などの預金金利は上昇する見込みがある一方、住宅ローンの変動型金利は上昇する可能性がある。企業の借入金利なども上昇。日銀は今回、金融緩和の一環として大量に買い続けてきた長期国債の買い入れ額を減らす具体的な計画も発表。2026年の1月~3月には月間3兆円程度に減らすとしている。追加利上げを決めたが世界の先進国に比べると、日本の政策金利はまだまだ低水準。消費者や企業にとって大きな転換点となるのか、このあと植田総裁が会見で説明予定。