急速に発達した低気圧の影響で北日本が大荒れとなっている。北海道では東部を中心に今朝から強い風と雪が降り続いている。午後3時までの24時間降雪量は根室地方の中標津町で46cm、十勝の広尾町で43cmを記録している。この大雪の影響でJR北海道は札幌と帯広や釧路を結ぶ特急など列車120本以上の運休を決めている。学校も休校が相次いでいる。北見市では小中学校など市内36校全てが休校となり、道内全体では合わせて268校が臨時休校となっている。北海道では今夜にかけて太平洋側東部やオホーツク海側を中心に大雪や猛吹雪に警戒が必要。青森市の霊園では、荒れた天気の中で墓の周りに積もった雪を取り除き、祖先に静かに手を合わせる人の姿があった。心静かに迎えたい彼岸の入りだが、県内は各地で雪や雨が降り続き、野辺地町では午前11時半までの24時間降水量が95.5mに達し、3月の統計史上最大となった。八戸市の海岸では波消しブロックに激しく波が打ちつけしぶきを上げている。太平洋側を中心に高波に警戒が必要。
住所: 北海道釧路市北大通14