パリパラリンピックで日本勢の金メダル第1号となった競泳・鈴木孝幸選手。鈴木選手は「21歳の自分を超えて、納得のレースができての金メダル。違った喜び」と語った。21歳の自分というのは16年前の北京パラリンピック。50m平泳ぎで初の金メダルを獲得した。そしてパリ大会での鈴木選手のタイムは北京大会のときにマークした自己ベストを0秒45更新した。16年前の自分超えを実現した要因はラスト5mの”息継ぎなし”。鈴木選手は「この後の種目も超えていけるようにしたい」などとコメント。年齢に関係なく、自分という存在はいつでも超えられる。パラ競泳のレジェンドの決意が48秒余りのレースに凝縮されていた。