今日からマイナ免許証がスタートする。マイナ免許証はマイナンバーカードに運転免許証の情報を入れたもの。運転免許センターや警察署などでマイナカードのICチップに運転免許証の情報を記録する。今後の免許証の持ち方として3パターンあり、マイナ免許証のみを持つか、運転免許証のみを持つか、両方2枚持ちがある。マイナ免許証にはメリットとデメリットがあり、メリットとして1本化すると持ち歩くカードが1枚のみになる。住所・氏名の変更手続きが1回だけになる。これまでは自治体と警察署などに行く必要があったが、自治体のみでOKとなる。また更新手数料が安い。マイナ免許証のみは2100円、運転免許証のみは2850円、両方2枚持ちは2950円。そして更新時のオンライン講習(優良・一般のみ)でも可能。オンライン講習は24時間受けられるが、受講確認のためにカメラで受講者の顔が自動で撮影され、登録されている運転免許証の顔写真との本人確認や、写真をカメラの前にかざしていないかなどの確認がある。ただし更新には視力検査・写真撮影などの手続きが必要で、免許センターなどにいかなければいけない。マイナ免許証のデメリットとして、一体化したカードを紛失した場合、2枚同時に無くしたことになるので、自治体や警察署など2か所での手続きが必要。レンタカーやカーシェアリングなどはシステム上でしか運転免許証としての機能を確認できないことから利用出来ない場合もある。免許証の有効期限が非表示になるため、確認する時はマイナポータルやマイナ免許証読み取りアプリが必要。注意点として、現在のシステム(今秋まで)では、警察署などでマイナ免許証を取得し、自治体でマイナカードを更新すると、免許情報が受け継がれないため、警察署などで改めて一体化の手続きが必要になる。自身のマイナンバーカードの電子証明書の有効期限がまもなく切れる場合はマイナンバーカードの更新後に1本化すると良い。