千葉県の中でも最も東に位置する、銚子市犬吠埼の高台にあるホテルから安全を確保したうえで伝えているが、時間を追うごとに、雨、風、どんどん強くなってきた。外に出て立っていると、目を開けているのも難しいような状況。犬吠埼の灯台があるが、かすんでいて、はっきりと見ることはできない。銚子市では午後3時までの時点で、最大瞬間風速18.1メートル、屋根瓦が剥がれ始めるような強い風を観測していて、現在、大雨、暴風、波浪警報が発表されている。台風の風で、木が電線に接触し、市内では一時最大220世帯で停電が発生した。およそ1時間半で復旧したが、停電でエアコンが使えない中、銚子のきょうの最高気温は28.7度と蒸し暑く、住民の方は、かなりつらかったと、汗をかきながら話していた。銚子市では現在、4つの避難所を開設。今後予想される最大瞬間風速は海上で60メートル、これは一部家屋が倒壊するような猛烈な風。あす昼にかけての24時間雨量は250ミリとなる予想。波の高さは最大10メートルの予想。今後、線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。