14年前の東日本大震災で学んだことは津波が来る前に逃げることの大切さ。海の近くにいるときに津波警報が鳴ったらどう避難するか、シミュレーションが神奈川県鎌倉市で行われた。鎌倉で活動する学生団体が主催した津波避難シミュレーション。地元の人や、鎌倉によく遊びに来るという人、およそ20人が参加した。想定される津波は最短8分で沿岸に到達し、最悪の場合、高さは14.5メートルに及ぶとされている。シミュレーションのスタート地点となった長谷駅から8分以内に海抜14.5メートル以上の場所に逃げられるか、実際にやってみる。一方、体におもりなどをつけ、高齢者や障害者の避難を体験する人たちも。まっすぐ進めば長谷寺だったが、地元の女性の一声で、目的地を光則寺に変更。タイムアップの1分前、高齢者や障害者の体験をした人たちも光則寺にやって来た。実は、候補に挙がっていた長谷寺の場合、長い階段を上らないと、14.5メートル以上にたどりつけない。シミュレーション終了後、参加者全員の意見交換が行われた。