おとといサッカー日本代表が歴史的勝利。2026年の北中米ワールドカップアジア最終予選。相手はサウジアラビア。敵地ジッダでの戦いは日本にとってまさに鬼門。これまでジッダで戦った3試合は全敗。しかも、ゴールすら奪えていない。そのジッダで2対0で完勝した日本。なぜ鬼門と呼ばれた試合で勝てたのか。そこには2つの理由があった。教えてくれるのは2006年、オシムジャパンのメンバーとしてサウジアラビアに渡り、ジッダでの最初の試合に出場した元日本代表・遠藤保仁。歴史的勝利1つ目の理由は縦パスで攻撃のスイッチを入れたあと、約50メートル走りアシストした守田英正の活躍。そして、もう1つの理由がウイングバック。ウイングバックとは、堂安律や三笘薫といった攻撃的な選手をサイドに配置し、得点力を高めるためのポジション。ウイングバックを採用しなかった前回のアジア最終予選では3試合で1点しか取れていなかったが、ウイングバックを採用した今回は圧倒的な攻撃で3試合で14ゴールを量産。日本の得点力は格段に上がった。特にアジアで戦う上では効果的。南野拓実は「僕達がボールを持つ時間が長くなる対戦相手に対して有効。ウイングの選手は世界的にも強力な選手がそろっている。手応えをすごく感じているやり方」と話した。