戦争の記憶の継承が課題となる中、長崎では被爆者に代わって体験を語り継ぐ活動に、最年少の10歳の小学生が加わった。東京・世田谷区の細井奏志さん、10歳の小学4年生。長崎市などが進める交流証言者の審査に最年少で合格した。おととし訪れた長崎原爆資料館で、3歳のときに被爆した三田村静子さんの話を聞き、原爆の恐ろしさを学んだという細井さん。戦争の記憶の継承が難しくなっていることを知り、三田村さんの体験を語り継ぎたいと考えた。10歳が証言する被爆体験。戦争で苦しむ人をなくしたいという三田村さんの願いを訴えた。