きょう24歳となった愛子さまは先月のラオス訪問などこの1年活動の幅を広げられた。そこには愛子さまらしさがにじむ場面が数多くあった。きょう公開された映像はラオス訪問に向けて準備されているご様子。書籍や写真集をご覧になっている。そしてラオスの専門家からご進行を受けられている様子。熱心にメモをとり、挨拶の仕方なども学ばれていた。愛子さまは今年社会人2年目の年だったが、この1年を振り返ると、初めてのご経験となった公務や行事がたくさんあった。2月は各国の駐日大使をもてなす鴨場接待、3月にはブラジル大統領夫妻を招いた宮中晩さん会。5月には公務で初めてお言葉を述べられた。同じ5月に石川県を訪れ、初めての被災地訪問となった。両陛下とともに6月には沖縄、9月には長崎を訪問された。戦後80年の節目に平和への強い思いを新たにされた。先月は初めて外国を公式訪問された。斎藤さんは「単純に比べられないですけど、社会人2年目で国のリーダーを相手にするって相当のプレッシャーがありますよね」とコメント。鴨場接待では佳子さまとともに12か国の大使らをもてなされた。このとき、形式的な挨拶だけでなく、積極的に英語でコミュニケーションを取られる様子があった。この行事の前に愛子さまは両陛下に英語の表現などを尋ねたり、大使らの国について調べたりされていた。新浜鴨場は天皇陛下が婚約前に皇后様とデートしてプロポーズされた場所としても知られている。愛子さまの服装は深い緑色だった。皇后様も初めて鴨場接待に参加されたとき、同じ色の装いだった。初めての宮中晩さん会では、愛子さまはブラジルの公用語のポルトガル語の挨拶を練習し、関係資料に目を通して両陛下から助言を受けられたそう。初めてお言葉を述べられたのは世界災害救急医学会。こちらも事前に災害医療センターの病院長から災害時の救急医療の現状などについて説明を受けられた。愛子さまは去年から日本赤十字社の嘱託職員として勤務されている。公務等があるときはお仕事をお休みされて臨まれるが、午後から出勤したり、リモートと組み合わせたりして日赤のお仕事と両立されている。5月に石川県を訪れたとき、地元の方と目をしっかり合わせ、相手の話を受け止められる姿勢は両陛下によく似ていらっしゃる。このとき、旅館業をしていて女性との会話で、愛子さまは和倉温泉の旅館が21館中5館しか営業できていないことに触れられた。今年1か所廃業したため、直前に市長から今あるのは20館と説明を受けられていたが、愛子さまは被災者とのやり取りで、被災当時の21館という数字を用いられた。ラオスを訪問中、愛子さまはまずお一人で記念撮影を行った。当初はこれで終わるはずだったが、ラオス側の担当者に一緒に写真をとお誘いしていた。滞在中、沿道の人や迎えてくれた方、案内役の人など一人一人に丁寧に対応される姿もあった。
