撮影2日目。朝9時、仕込みが始まっていた。店主の坂元さんの休みは月に2日だけで、あとはずっと営業しているらしい。30歳の時に脱サラしてお店を始めた。「おいしかった」が一番の励ましになるとのこと。10時、開店時間を迎えた。買い物かごを持った小さな子どもが一人で訪れた。同じ商店街にある八百屋さんの息子さん。昼ごはんのおつかいでよく買いに来るという。今度は女性の一人客が。美味しいし安いので、何十年も通っているという地元出身の女性。番組スタッフさんに大判焼きをおごってくれた。震災の経験も話してくれた。街は整備されたが、長田区の人口は減り続けているという。夕方、きのう出会ったの男の子がお母さんと一緒に来ていた。お母さんによると、やんちゃだけど優しい子だという。この近くで生まれ育ったというお母さん、ご主人とは訳あって2年前に離婚したが、育ち盛りの3人の子どもたちのため日々働いているという。