現在大学4年生の三木つばきはスノーボード女子パラレル大回転のオリンピック代表選手。雪山に作られた傾斜のあるコースを滑り降り、タイムを競うこの種目、前回の北京でオリンピック初出場したが、そこから体の作りを一から見直し3年前の世界選手権でこの種目日本人初の金メダルを獲得すると、昨シーズンのワールドカップでは4勝を上げ日本人初の総合優勝を果たした。今大会では金メダルが期待される22歳だが、そこに至るまでには苦労と彼女を突き動かす信念があった。スノーボード選手だった父の影響で始めたのは4歳の時。「お金足りないなら、自分で新聞配達するからやらせて」と直訴したという。競技への情熱で両親を説得したが、大変だったのは雪のない静岡で競技を続けること。父は毎週末、金曜日に両親の仕事が終わると夜中に静岡を出発。土曜日の朝に会場に着いて土日まるまる2日間滑り、日曜日夕方から夜中23時くらいまでまた運転して帰って、日曜日朝から出社を6~8歳までの3年間は毎週してくれていたという。こうした両親の献身的なサポートもあり才能が開花。小学6年生で史上最年少のプロスノーボーダーになり13歳からは世界の舞台で戦ってきた。どうしても練習をしようとすると海外になってしまうというのもあると、シーズン過ごすのにだいたい4000万円くらいはかかるという。三木は中学生の時ある行動に出る、企業の前でスピーチし、自ら思いを直接伝えスポンサー集めに奔走した現在ではおよそ30もの企業が彼女の活動を支援、オフシーズン多い時では週に3回、練習拠点の神奈川から企業訪問のため地元静岡に足を運ぶ。地元静岡での挨拶回りを終えると、神奈川へ戻りすぐさまトレーニング。なぜこれほどまでにひたむきに練習できるのか、そこには競技に対する「楽しいことが最強」という信念があった。「大前提で、まず好きではないと楽しむって難しいと思う」と話していた。スノーボードを楽しむことこそが最強の武器、競技への純粋な思いこそ力の強さの秘訣でもあった
。多くの人たちの後押しを受け2度目の大舞台へ挑む。
。多くの人たちの後押しを受け2度目の大舞台へ挑む。
