真田広之主演の「SHOGUN将軍」がゴールデングローブ賞4冠を獲得した。ヒットのポイントを解説。1つ目は字幕。韓国ドラマなどの世界的ヒットによって英語圏の方たちが字幕を見るということに慣れた。そして、もう1つは主演だけではなく真田がプロデューサーとしても加わっており美術セットとか小道具あと、俳優の所作までこだわり抜いた本物にこだわり抜いたというところが高く評価されたところなのだ。ただ、海外の視聴者に受けた理由ほかにもある。「SHOGUN将軍」の舞台は関ケ原の戦い前夜。映画ジャーナリストの斉藤博昭さんは権力争いや裏切りを描いた物語が海外では人気のジャンルだとしつつ、序盤に仕掛けられたある工夫に注目する。話の冒頭から登場するのが日本に漂着した英国人航海士、按針。序盤では、この按針に度々、危機が訪れる。この按針の目線で物語が進む点が人気の秘密にあるのではと指摘。更に、本物の時代劇を追求する中でも海外の視聴者が好む要素がしっかり盛り込まれている。本物志向の中でもハリウッド的なべたな日本の要素である「忍者」が出てくる点も挙げられているという。