1923年9月1日午前11時58分、最大震度7に相当する揺れが帝都を襲う。その規模は地震計の針が振り切れてしまうほどで、揺れは10分間以上も続いた。耐震構造を備えた建物などほとんど無かった当時、揺れによって1万2000以上もの家屋が倒壊。2700人以上もの人々が建物の下敷きになって命を落とした。帝都随一の歓楽街・浅草では凌雲閣の8階から上部分が崩れ落ち、火災が発生。地震発生の時刻はちょうど火を使う昼食時だったこともあり、凌雲閣の火災は1時間で300m近く燃え進みながら浅草を焼き尽くしていった。
関東大震災の実像を探るため、NHKは国立映画アーカイブに所蔵されている撮影日時・場所が不明な記録映画を高精細カラー化。関東大震災の研究者を招き、映像に映り込んだ情報を元にカットの撮影日時と場所を特定する試みを行った。この試みにより第一級の歴史資料となった映像を元に、100年前の関東大震災を再現していく。
関東大震災の実像を探るため、NHKは国立映画アーカイブに所蔵されている撮影日時・場所が不明な記録映画を高精細カラー化。関東大震災の研究者を招き、映像に映り込んだ情報を元にカットの撮影日時と場所を特定する試みを行った。この試みにより第一級の歴史資料となった映像を元に、100年前の関東大震災を再現していく。