- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 辰巳ゆうと
オープニング映像。
本日のゲストは演歌歌手・辰巳ゆうとさん。1998年、大阪・藤井寺市の生まれ。幼少期から三橋美智也、氷川きよしらの演歌を歌っていた。16歳で上京すると、錦糸町や赤羽で演歌のストリートライブを決行した。20歳の時に「下町純情」でデビュー。「迷宮のマリア」は今年7月~9月、番組のエンディングテーマだった。
辰巳ゆうとさんの日清焼そばU.F.O.の一輪車を紹介。懸賞で3000名にプレゼントされた品で、スタッフからのいただきもの。辰巳さん本人は一輪車に乗れない。鑑定価格は1万円。
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- 日清焼そばU.F.O.
依頼人は玉村盡さん(87歳)。依頼品は、与謝野晶子の源氏物語礼賛歌54首。50年ほど前、新聞で「お宝170万円で売ります!」と投稿し売り出した品で、父が知人を介して購入した。しかし、父亡き後、ずっとしまいっぱなしだった。
紫式部の源氏物語は1000年に渡って読みつがれてきた日本文学史上最大のロングセラー。登場人物は450名以上。初めて現代語訳したのが与謝野晶子。大阪・堺市に生まれた。与謝野鉄幹が気管支「明星」を創刊すると、すぐさま投稿し才能の片鱗を示した。妻帯者の鉄幹と恋に落ち、鉄幹が妻と別れて2人は結ばれた。「みだれ髪」では鉄幹への想いを表現して熱狂的な支持を集めた。そんな晶子が生涯に渡って打ち込んだのが源氏物語。関東大震災では源氏物語の原稿数千枚が消失する困難に見舞われたが、60歳で完全な現代語訳を刊行した。その中で、礼賛歌を添えていた。
与謝野晶子のものとされる「源氏物語礼賛歌54首」。本人予想は170万円だったが、評価額は200万円だった。田中大氏は多くのものを書かれる中で「横笛」は「夢のゆくへの 寒き夜半かな」というところが「夢のゆくへの 知らまほしけれ」というものに変わり、「蓬生」では末摘花の気持ちを表現している。また、これは美濃部多美子夫人へ贈られたものだといい、多美子夫人は「天皇機関説」で知られる美濃部達吉の妻となっている。
千葉・市原市は養老渓谷があることで知られる自然豊かな街となっているが、県内最大のダム湖・高滝湖のほとりには湖畔市原湖畔美術館がオープンしている。古くなった建物をリノベーションしたことで開放感が溢れ建築と一体化した作品から屋外に飾られた作品等様々なものを楽しむことが出来る。小湊鐵道はディーゼルエンジンで動き観光の名物となっていて、春は桜と菜の花、夏はヒマワリ、秋は紅葉、冬はイルミネーションが迎えてくれる。
1日10時間寝ることが健康の秘訣という並木俊憲さん。趣味は盆栽で真柏を30年かけて立派に育て上げてきた。お宝は宮川香山の焼物3点で馴染みの骨董商から手に入れたという。青磁製のカワセミが蓮の葉に止まる様子が特徴の灰皿と、カモではないかという鳥の香炉、獅子の置物の3点。予想は65万円だったが、評価額は計100万円だった。中島誠之助氏によるとカモだと思われていたものはシギの香炉だといいこれが50万円となっている。こちらは初代 宮川香山の作品で、卵を温める様子に温かみが見られ野々村仁清を映すとともに箱には「鴫」の文字が見られた。獅子の置物は二代 宮川香山の作品で透き通った青を上手く引き出している。カワセミは三代 宮川香山の作品で、池の中の魚を見つめる様子に可愛らしさも見られる。
長井惠子さんは92歳となっている。頭の体操のために85歳から英会話教室に通っているのだといい、流暢な英語を話してくれた。お宝はインカ帝国が滅びる16世紀前半まで栄えたアンデス文明の土器とされるもの。動物の頭に注ぎ口がついたユニークな形であり、亡き夫の残したものであり、実際に夫は1960年代に中南米旅行のコーディネーターの経験がありその際にペルーで世話になった人から譲られたという。予想は5万円だったが、評価額は10万円だった。谷一尚氏によると紀元前800年頃にペルー北海岸で発見されたクピスニケ文化の黒色磨研土器であり低温で燻焼きにすることで独特の黒に光るのだという。埋葬のときに使われたものと見られるが、1985年にペルーが文化財保護法を施工したことで現在は国外への持ち出しが禁じられた貴重な品となっている。
吉野城志さんの持ってきた品は「志野茶碗」。本人評価額は50万円。鑑定結果は2万円。中島誠之助は「土も違うし形も違うので志野じゃない。近代になって焼かれた萩焼の数焼いた中の茶碗の1つ。」などと話した。
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- 市原市(千葉)
宮原恒幸さんが持ってきた品は「古伊万里の皿5枚」。本人評価額は「50万円」。評価額は「60万円」。中島誠之助は「江戸時代中期の古伊万里染付の上手物。」などと話した。
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- 市原市(千葉)
三重県大台町にある大杉谷自然学校から校長の大西かおりさんが出品。この学校では川遊び体験やアユ釣りなど田舎ならではの楽しさを体験出来るプログラムを実施しており、全国の子どもたちの参加を受け入れている。
池大雅は、江戸時代中期に活躍した文人画の巨匠。3歳の時から書の才能を発揮し、神童と称えられた。15歳のとき、自作の扇絵を売っていたところ、文人画の先駆者・柳沢淇園に才能を認められ、本格的に絵師の道に進んだ。指や爪で描く指頭画は、評判となった。池大雅は、日本各地を旅して歩き、真景図にも挑戦した。38歳のとき、富士山・立山・白山を踏破。そのときの素描と記録をもとに描いたのが「浅間山真景図」。当時伝わったばかりの西洋画の遠近法も取り入れ、あえて横長の画面にすることで、自然の雄大さを表現している。江戸時代の真景図の最高傑作とうたわれている。人物画は、おおらかで屈託がない。国宝・十便図「吟便」は、李漁の詩に材をとり、悠々自適な文人の隠遁生活を描いたもの。依頼品は、池大雅の掛軸で、箱には「橘中えきき図」とある。大きな橘の実を割ったところ、中で仙人たちが碁を打っていたという中国の説話をもとにしたもの。江戸時代後期の絵師、平井顕斎と福田半香の名前も入っている。
依頼品「池大雅の掛軸」の本人評価額は、100万円。鑑定結果は、1万円だった。池大雅の作品ではないという。もとになったのは、池大雅の「橘中仙棋図」。本物と比べると、依頼品は、線に味わいがなく、おおらかさがないという。
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