- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 岡田圭右(ますだおかだ) 菅井友香 平野ノラ 橋本マナミ
オープニング映像。
本日の内容を紹介した。
本日のゲスト橋本マナミの紹介。
橋本マナミのお宝は鉢3点。本人評価額は10万円で鑑定結果は30万円。
- キーワード
- 有田焼
小林さんのお宝は国産車のカタログ217冊。戦後自家用車を持つことは遠い夢で1955年通産省が国民車構想を発表した。高度経済成長期にはマイカーブームが到来し1980年日本車の生産台数が1100万台を超えた。車の購入に重要な役割を担っていたのが自動車カタログでコレクターズアイテムとしても人気。1966年サニー登場から半年後トヨタは1100ccのカローラを発売。117クーペは工程の多くが手作業だったため量産が不可能だった。NSXは世界初となるアルミを用いたボディで3リッターエンジンを搭載。
まずは元大学教授の中島さん。甲南大学の教授を25年つとめ、6年前に退職。今でもイギリスへの愛は変わらず自宅の屋根には「風見犬」が。お宝は高さ65cmの「ドードーの像」。ドードーとはモーリシャス島に実在した鳥で、乱獲や森林開発により発見からわずか83年で絶滅してしまった。27年前、オックスフォード大学に研究員としてつとめていたころ、偶然立ち寄ったアンティークショップで店主から「ブロンズ像が日本に行きたがっている」と言われて愛着が湧いてしまった。値切ることも忘れ言い値の17万円で購入した。日本に持ち帰り玄関に飾ったところ、家族からは非難轟々で帽子掛けになってしまった。本人評価額は買ったときと同じ17万円。ドードーは「ふしぎの国のアリス」に登場し、イギリス文学を研究してきた自分にとっては我が子同然。結果は5万円。ガーデニング用の置物として作られたようだがブロンズ製ではなく木でできていた。重いのは中におもりが入っているとのこと。
続いては魅力的な声の持ち主・本田さん。お宝は「クメールシルバー7点」。クメールシルバーとはカンボジアの伝統的な銀細工で特に精巧な透かし彫があるものが人気が高い。30年ほどまえ、出張でカンボジアへ行った際魅力に取りつかれ、以来訪れるたびに買い求めた。値段はどれも100ドル前後(1万円くらい)だった。本人評価額は20万円。結果は100万円だった。一般的にクメールシルバーと言われているのは20世紀はじめくらい。まだフランスの植民地だったころに、せっかくの技術が廃れてしまうということで職業学校を作る。そこで徹底的に技術を教える。透かし彫をやる職人が良いものをたくさん作り、そのあと動乱の時代を迎える。技術も失われ作品も失われたが、田舎の旧家などに残っていたものはあったのではとのこと。
続いては海外旅行が趣味の梅原さん。16年前、家族でスペインのバルセロナを訪れて以来すっかりハマってしまった。お宝は縦2m60cm、横1m65cmの「トルコ絨毯」。13年前、夫婦で訪れたトルコ・カッパドキアの絨毯専門店で見つけたもの。しかし価格が150万円と聞き一旦は諦めた。すると店員が何人も集まってきて1日に10cmしか織れない、裏は夏用に使ってくださいなどと説明されたそう。価格も100万円になり、それならと思い切って購入し家に持ち帰ったが家族からは引かれたという。本人評価額は本物と信じ100万円。結果はぴったり100万円。トルコ・カイセリ産のもので、トルコではブルーが有名。高原地帯で乾燥地帯なので水がない。水にあこがれて水があれば植物が茂る、花が咲く、そういうところで暮らしたいという楽園の図柄とのこと。
昭和レトロなホーロー鍋などが売れているという金物店店主・山下さんのお宝は、フランスのセーブルの果物を乗せるなどする飾りコンポート。33年前にオーストラリアのアンティークショップで一目惚れし100万円のところを75万円で購入。手元には3万円しか残らず奥様のバッグも買えないような状況だったという。本人評価額は80万円。
新婚旅行の最中に75万円で買ったセーブルのコンポートの鑑定結果は、80万円と本物で本人評価額とピッタリだった。
- キーワード
- セーブルナポレオン・ボナパルトフランス
亡き夫がウェイトリフティングのミュンヘンオリンピックで4位だったという佐々木さん(73)のお宝は、インカの壺。1971年、夫がペルーの世界選手権に出場した際に現地の人からもらったもので夫の形見とのこと。本人評価額は、夫婦でいた年月53年にちなみ、5万3千円。鑑定結果は黒色磨研土器のレプリカとのことで500円だった。
次の依頼人は、広島・福山市にあるベネフィットホテル福山の会長・濱岡喜範(75)。ベネフィットホテル福山はJR福山駅から徒歩10分ほどの場所にあり、シングルルーム5390円~、ツイン2名6600円~とリーズナブルなためいつも予約でいっぱいだという。濱岡さんはこの他にも福山と岡山などで4件の旅館やホテルなどを経営し旅行会社や食品会社など幅広い事業を手がけている。そんな濱岡さんのお宝は10年ほど前に実業家を名乗る男性の9000万円の借金のカタの担保としてだされたものとのこと。
広島県・濱岡さんのお宝は、9000万円の借金のカタとして残った中国の大きな端硯・5点。古来中国では硯・筆・墨・紙は文房四宝とよばれごく一部の特権階級のみが使うことが許される特権階級だった。中でも硯は唯一消耗品ではないため、格調高い遠具として珍重された。すぐれた硯は石の質で決まり、名品と言われるのは広東省肇慶市で採掘された端硯で、氷紋があるものや様々な色が存在するものなどがあり、一番の特徴は眼と言われる模様で美しいものほど価値が高いとされている。依頼品は、巨大な端硯5点で、いずれも精緻な彫刻が施されているもの。
本人評価額は9000万円。鑑定結果は現代に作られた新しいものとのことで将来的に上昇が期待できるが1600万円とのことで、濱岡さんは活かしてくれる方にプレゼントしてもいいと話した。
お宝鑑定依頼 大募集!のお知らせ。
- キーワード
- テレビ東京 公式ホームページ