4月~6月の実質GDPの伸び率は前の3カ月と比べてプラス0.3%、年率換算ではプラス1.0%で5期連続のプラス成長。個人消費は猛暑で夏物の衣類が好調だった一方、値上げが相次いだアルコール類など飲料全般が減少し、プラス0.2%と伸び悩んだ。懸念されたトランプ関税の影響は限定的で輸出はプラス2.0%と2期ぶりのプラスになった。三菱UFJリサーチ&コンサルティング・小林真一郎主席研究員は「おそらくこの7-9月期にアメリカの関税の引き上げのマイナスの影響が本格化する可能性、すなわち輸出が減少する可能性が強いとみている。7-9月期はまた実質GDPの成長率がマイナスに陥る可能性もあるだろうとみている」と指摘した。
