- 出演者
- 豊島晋作 竹崎由佳 嶺百花 市川眞一
オープニングの挨拶。
西武池袋本店にヨドバシカメラが出店するがこれに対抗するためヤマダ電機は店舗をリニューアルし、報道陣に公開した。「LABI池袋本店」は全8フロア、約5000坪のヤマダ電機の旗艦店で今回のリニューアルで重要視したのは「体験型の店舗」で、体験をしながら商品選ぶスペースを各所に設けた。更に強化したのが「品揃え」、そしてヤマダ電機として今回初導入したのが「Z世代向けの商品」だった。
家電量販店の激戦区池袋。もともとはビックカメラが1980年に池袋に1号店を出店、その後2009年にヤマダデンキが出店。そして今後西武池袋本店にヨドバシカメラが出店となる。こうした中ビックカメラもあすから池袋周辺の店舗限定でセールを始めることを発表するなど競争が激しくなっている。ヤマダHDをはじめビックカメラやノジマなど多くの家電量販店が売り上げを伸ばしているが、ヤマダ電機の山田昇会長は業界全体で池袋を百貨店の街から電器の街に変えていきたいと話している。
大手不動産会社が今相次いで力を注いでいるのは農作物を育てることや、魚を利活用する一次産業に近いビジネス。明日三井不動産の社内ベンチャーが栽培したブドウを販売するポップアップストアが渋谷にオープンする。東京・渋谷にオープンするのはブドウの収穫体験ができる期間限定店舗、1房3500円のシャインマスカット。更にパティシエとコラボした限定スイーツも並ぶ。このブドウを育てているのは三井不動産グループの社内ベンチャー「グリーンカラー」、収穫を支えているのが先端技術の導入だった。農園全体の温度や湿度を図るセンサーを完備しデータ化することで栽培を効率化する。更に季節が逆のニュージーランドに山梨で働いていたスタッフが11月頃から移動、ここにもブドウ農園があり作業を行う。これにより年2回の収穫ができるようになる。
こちらは東急不動産が千葉県勝浦市で運営する複合リゾート「東急リゾートタウン勝浦」。きょうその施設内のレストランで発表されたのが「勝浦ブルーバーガー」。パテの材料は未利用魚で、背景にあるのが「藻場の喪失」があった。未利用魚は海藻を食べ岩肌がむき出しになり勝浦の特産品である伊勢海老やアワビが減少。水産業の衰退・ブランドの価値が低下しかねない状況。東急不動産の複合リゾートは施設の利用頻度が過去10年で約1割低下。そのため勝浦市や漁業関係者と地域の魅力を高め、観光客を呼び込みたいと考えた。
ことし3万9千円台で始まった日経平均株価は4月にトランプ関税の影響で急落する場面もあったが、その後は上昇に転じ8月には最高値を記録。石破首相が退陣を表明して以降は更に最高値を更新、きょうの終値は4万4372円をつけた。中でも相場を支えたのが半導体銘柄。株価全体も2日連続で最高値を更新、史上初の4万4千円台をつけた。背景にあるのが10日のニューヨーク株式市場で、「オラクル」はクラウド事業の売上高見直しを下方修正。終値は(10日)前日比で35.9%上昇。関連する日本企業を中心に株価が押し上げられた。
ピクテ・ジャパンシニア・フェローの市川眞一氏はリーマンショック以降日本企業の株主の利益率(ROE)は着実に上昇してきている。資本リターンの改善が今の株価上昇の背景にあるのではと説明。長期的に考えていくと日本株は上昇トレンドにあるとみてよいと語った。
記録的短時間大雨情報が発表された。東京都の大田区・品川付近、横浜市や川崎市の一部で100ミリ超の雨量を観測、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表した。JR東海によると東海道新幹線は一部区間で一時運転見合わせ、午後4時に運転再開となった。
自民党の総裁選挙に小林鷹之氏が立候補する以降を表明した。来週改めて記者会見を開き、自身の政策などについて説明する予定。立候補に必要な20人の推薦人については確保の目途がついているという。
立憲民主党は新たな役員人事を決定し、幹事長に衆議院の安住予算委員長を起用。また政調会長には本庄知史を充てるなど、若手も抜擢するなど刷新感を打ち出した。
アメリカ西部ユタ州の大学で10日、トランプ大統領に近いことでしられる保守系の政治活動家チャーリー・カーク氏が講演中に銃撃され死亡。カーク氏はトランプ支持層で特に影響力のある人物で知られ、トランプ氏の再選に貢献したといわれている。
ホンダが初の軽自動車のEV「N-ONE e:」を明日から販売すると発表した。軽EVの分野では日産と三菱自動車が先行しているが、来年には中国メーカーも日本市場参入を決めていて競争が激化している。「N-ONE e:」は1回の充電で295キロを走行、“軽”乗用車EVではトップクラス、先行する日産の「サクラ」より100キロ以上長く走れる。中国のライバルメーカー「BYD」はEV販売で世界トップ。軽の新型EVを来年後半に日本市場へ投入予定。日本と中国の大手メーカーがそれぞれの強みを活かした戦いが始まりそう。
アメリカの8月の消費者物価指数は1年前に比べ2.9%上昇となり、市場予想通りとなった。トランプ関税によるインフレへの影響が想定範囲内にとどまったかたち。
結果が概ね市場予想だったことで今月のアメリカの利下げは揺るがないとの見方から、発表直後から60銭ほど円高ドル安方向で動いている。日経平均先物は今は上昇に転じていて、現在は44675円。明日の日本株には追い風となる可能性がある。
アメリカ・オークランドから中継。今回の予想を受けFRBは利下げがあるとみている。8月の雇用統計で雇用者数の伸びが大幅に減速したことを受け既に利下げは確実視されていたが、今回の消費者物価指数を受けその見方が更につよまったかたち。
市場予想通りの結果が出たことで来週のFOMCで利下げはあるとのことで、一旦は落ち着いたかたち。
ヨーロッパ中央銀行は11日の理事会で政策金利を2%に据え置くと発表した。利下げの見送りは2会合連続。8月のユーロ圏の消費者物価指数が前年比2.1%上昇し、ECBの物価目標とほぼ一致。ユーロ圏の経済は「良好な状態」と判断した。
フランス全土で10日、20万人規模の反政府デモがあり、各地で「全てを封鎖しよう」のスローガンを掲げた参加者たちが道路などを封鎖した。フランス政府が進める緊縮予算やマクロン大統領への反感があるとみられる。
IT大手「オラクル」の共同創業者ラリー・エリソン会長は一時資産額で世界一の富豪となったことが分かった。ブルームバーグによると生成AIの需要を追い風に持株が急騰、保有資産は一時約58兆円に達しイーロン・マスク氏を上回った。
財務省と内閣府が発表した7~9月の法人企業景気予測調査によると、大企業の景況感を示す指数はプラス4.7。プラスは2期ぶり。7月の日米関税交渉の合意で悪影響への懸念が和らいだとみられる。