2014年に阪神タイガースに入団した横田慎太郎さん。2017年、21歳で脳腫瘍を患い病と闘いながら賢明に復帰を目指した。当時2軍監督として横田さんを間近でみていた矢野さんは「試合には出れないけどベンチの前で一番大きくみんなのことを応援して声をだしてた」と回想。2019年、視力が回復せず現役引退を決断した。引退会見から4日後、9月26日の引退試合で1096日ぶりの公式戦に出場し奇跡のバックホームをみせた。引退後も長引く病と闘っていた横田さん。自身の経験をもとに諦めないことの大切さを発信し続けた。2023年7月18日に28歳の若さで亡くなった。矢野さんは「あいつが残してくれたものは“生き様”。みんなの背中を押していってくれるものになると思う」などと語った。