ネパールは地震活動が活発で度々大きな地震が起きている。2015年にはM7.8の地震が発生、9000人以上が死亡。あれから10年が経ちネパールに根付き始めているのが阪神淡路大震災の被災地である神戸のNPOから支援を受けた「防災教育」。その柱となっているのが「自助・共助」の大切さ。カトマンズ近郊の学校で行われた防災プログラムの教育、アブハアワレ校長は神戸のNPOが開催した防災教育で“子どもも防災を担う力になる”という考え方に共感した。ネパール側のニーズを知った神戸のNPOは防災教育のプログラムを提供した。スタッフは学校側と楽しく防災を学べる仕掛けを考案し体を動かしながらカードゲームなどを活用。子どもたちが得た知識は家庭を通じて大人、さらには地域へと広がった。今ではネパール人自らがNPOを立ち上げ防災に取り組んでいる。