甲子園球場の名物の1つジェット風船。衛生面や環境面に配慮した新たな形で、実験が行われた。きのう行われた巨人とのオープン戦。入場者に無料で配られたのが、風船とポンプのセット。飛まつ対策のため口ではなく、ポンプで膨らませてもらおうというねらい。プロ野球では5年前に禁止されたジェット風船。5球団はすでに再開しているが、阪神は慎重に検討を進めてきた。衛生面だけでなく、風船が大量のごみとなるなど、環境面の懸念もあったから。そこで風船にはペットボトルのキャップを再利用した素材などを使用。再資源化するため、ファンには飛ばしたあと回収することも求めた。きのう甲子園は約4万2000人のファンで満員に。阪神の7回の攻撃が近づくと。6年ぶりに名物の応援が復活。スタンドには風船を回収するファンの姿も。甲子園の名物が再び戻ってくるのか注目される。阪神営業部・阪本三千男次長は「まずは客に喜んでもらう。この使命を達成したい」と語った。球団はファンにアンケートを行うほか、来月も同じ実験を行うなどして再開の可否を判断したいとしている。
住所: 兵庫県西宮市甲子園町1-82
URL: http://www.hanshin.co.jp/koshien/
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