随意契約で引き渡された2022年産の備蓄米について、きょうから一部業者で店頭での販売が始まる。おととい農林水産省で備蓄米の試食会が行われ、2021年産のコメも違和感なく食べられるとした小泉農水相。街からは「おいしいか不安」との声も。5年前の”古古古古米”の玄米を持ってスズノブ五ツ星お米マイスター・西島豊造さんに古いコメをおいしく食べる方法を聞いた。重要なのは備蓄米が玄米で保管されていることだという。西島さんによると、古いコメは1時間以上水につけると甘さが増しふっくらした食感になるという。進水なしで炊いたものと1時間浸水したものを比較すると、浸水した方が白くふっくらと炊きあがった。2020年産のコメでも水につけることで味わいが変化した。保管している間にニオイが気になってきた場合は、再精米がオススメ。乾燥した古いコメを金網のザルに入れこすりつけるだけ。2~3分でニオイが取れおいしく食べられるという。