1日午前に発表されたアメリカ7月の雇用統計は就業者数が前の月から7万3000人の増加で、10万人程度を見込んでいた市場予想を下回った。その数時間後、トランプ大統領はSNSで雇用統計を担当する労働省のマッケンターファー労働統計局長を即時解任するよう指示したことを明らかにした。トランプ大統領は統計について「共和党と私の評判を落とすために不正に操作された」と主張したうえで、解任を指示した局長について、大統領選前にも雇用統計を改ざんし、民主党候補を勝たせようとしたと主張した。アメリカメディアは「数字が気に入らないと雇用することで政府の信頼性を壊している」などと懸念の声を伝えている。
