電動キックボードを貸し出し観光地巡りなどに利用してもらおうという実証実験が佐賀市中心部で始まっている。実証実験は佐賀市が多くの観光客が訪れるJR佐賀駅周辺で始め、駅北側にある駐輪場と南側の観光案内所の2か所にあわせて10台の電動キックボードを設置。電動キックボードは車体の大きさなど一定の基準を満たしたものについては16歳以上であれば運転免許なしで乗れ、設置されたキックボードは専用アプリを事前にスマートフォンにダウンロードして名前や連絡先を登録すれば30分300円などの料金で利用できる。手軽に利用できる一方歩道を走行するなどの違反が全国的に相次ぎ問題となっていて、佐賀市はバスなどの公共交通機関を補う交通手段としての有効性を調べるとともに、違反や事故防止の対策についても検討する。実証実験はことし12月8日まで行われる。