自民党はきのうも参院選総括委員会を開き、有識者からの聴き取りを行った。参加者の日本経済新聞社・芹川洋一客員編集委員は「抜本的な改革が必要。SNSの対応など遅れているんじゃないか」など厳しい言葉があがった。政策だけでなく、党組織の問題など複合的な要因で敗北したと指摘した。また、自民党内の保守系グループはきのう石破総理に選挙結果を受け止め、速やかに総裁を辞任するよう申し入れた。自民党・青山繁晴参院議員は「“政治空白を生まないために辞めない”というのは本末転倒な話で理解しがたい」と述べた。石破総理は続投の意思を固めているが、自民党はきょう両院議員総会を開き、党執行部の責任などについて議論を行う。過去には荒れに荒れた総会もあった。1979年の衆議院選挙で過半数を確保できず、党内の反主流派からは大平総理の責任を問う声が大きくなった。主流派は大平総理を支えることを決め、両院議員総会で続投を採択しようとした。反主流派は両院議員総会を阻止するため会場にバリケードを築いて抵抗。そこに主流派側の「政界の暴れん坊」浜田幸一衆院議員が単身乗り込み、バリケードを撤去した。このあと総会が開催され大平総理は続投となった。きょう、事実上のお盆休みに開催される総会は出席者を減らすためとの批判も上がる中、石破総理の進退は。
