自民党の総裁選で敗北した小泉農水相はきょうの閣議後の会見で、高市新総裁に農水相続投の希望を伝えたかと問われ、「そんな僭越なことはしない」と答えた。きょう、自民党・高市新総裁が役員人事を行い、“チーム高市”が正式に始動。副総裁に任命された麻生太郎新副総裁は「挙党一致、自民再生のために頑張ってまいりたい」と述べた。幹事長には麻生派の鈴木俊一前総務会長を起用。党四役のうち半分は麻生派で、高市流人事は麻生氏の意向が色濃く反映されたものだった。立憲民主党・野田佳彦代表は「麻生カラーが強い人事。古い自民党の復活としか思いようがない」と述べた。執行部を固めた高市氏の最初のハードルとなるのが連立の問題。先ほど、執行部は国会内で連立パートナーの公明党幹部と会談。公明党は会談に先立ち、不記載問題のけじめなどの懸念などを伝えていて、連立離脱の可能性も示唆していた。高市氏は自民党の役員人事で“旧安倍派の不記載議員”萩生田光一氏を幹事長代行に任命し、公明党の要望を無視した形となった。公明党・斉藤鉄夫代表は「1点は政治とカネの問題、2点目は靖国をはじめとする歴史認識について、3点目は過度な外国人排斥の問題について。一番時間を費やしたのは政治とカネの問題」と述べた。先ほど、高市氏も取材に応じ「2点については気持ちが共有できた。1点については少しまだ時間がかかる話」と述べた。新たに模索するのが国民民主党との連携。高市氏は5日に玉木代表と極秘に会談し、きのうは麻生氏が榛葉幹事長と会談。注目の国会は来週にも始まる見通し。
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