気象庁は台風情報をわかりやすく伝えるための検討会を立ち上げ、台風の発生情報の前倒しなどが議論された。台風10号が接近した際は事前に鉄道の計画運休や住民の広域避難が行われた。気象庁の検討会では台風になりそうな熱帯低気圧について、現在は発生24時間前としている発表を、数週間前に前倒しすることや、暴風域の予報円をこれまでの円形から実態に近い形にすることなどが議論された。また、予測の精度向上を目指し、防災に関する現象は時間、区域、程度を明らかにした情報提供を図るとしている。検討会は来年6月をめどに意見を取りまとめるとしている。