韓国・ユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案の採決。現時点では事実上、否決の見通し。静岡県立大学・奥薗秀樹教授は「与党側の議員がさらに投票して8名という数字に達することは、難しいのでは。すでに次の大統領選挙を念頭に、政治的な駆け引きが始まっている」と電話コメント。(中継)韓国国会。韓国の国会できょう午後、ユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案の採決が行われ、与党議員のほとんどが議場から退出し、韓国メディアは、事実上、否決される見通しとなったと伝えた。議長は退出した議員に議場に戻るように呼びかけて、採決の手続きが継続している状態。韓国では、非常戒厳を宣言したユンソンニョル大統領の弾劾を求める議案を野党6党が提出し、国会では、きょう午後5時過ぎから議案の採決を含む本会議が開かれた。議案の可決には、与党から少なくとも8人の賛成が必要で、与党議員の動向が焦点となっていたが、採決を前に与党のほとんどの議員が議場から退出した。国会では午後6時前から、野党議員による弾劾の議案説明が始まった。議場では採決を前に、与党議員のほとんどが退出したことから、韓国の通信社「連合ニュース」など、複数のメディアは、事実上、否決される見通しとなったと伝えた。議案が否決された場合、ユン大統領は大統領の職務を継続することになる。こうした中、ウウォンシク議長が与党議員に議場に戻って採決に参加してほしいと呼びかけて、採決の手続きが継続している状態。韓国メディアは、一部の野党の議員は投票をしておらず、採決が可能なあすの午前1時前まで待っている可能性があると伝えている。韓国のユン大統領の弾劾議案を巡るきょう一日の動きを伝えたVTRの最後で、字幕の一部に誤りがあった。〇否決、×否定。