今月1日の山梨側に続き、昨日、静岡側でも山開きとなった。今年から新たな登山ルールも導入され注目されている。登山口では、例年と異なり、今年からは入山証がないと登山できないシステムとなった。取得するためには専用アプリから入山日を決定し、氏名や都道府県などを登録する必要があり、電子決済などで入山料を支払い、事前にルールやマナーを学び5問のテストに合格すると入山証としてQRコードが送られる。しかし、ルール変更を知らない人が続出。入山証がない場合には現地学習小屋に行き、約4分間の動画視聴とルールを守る誓約書にチェックし、入山届を記入し、入山料を払えば入山証がもらえる。登頂48回目だというベテランもアプリはダウンロードしたもののパスワードがわからず入山まで1時間かかったという。また、午後2時から翌日午前3時までの登山者は山小屋への宿泊予約が必須となっている。去年は富士山で83人が遭難、14人が死亡している。このような事故を減らすため、山梨県側の吉田ルートでは鉄のゲートを設置。軽装備の登山者には現地スタッフが入山拒否できるようになった。静岡県側はルートが3つあり、入山拒否の措置をとるのは人手不足のため難しく、そのため事前学習を導入。