ソウル・カンナムにある英語教室にはやっと歩けるぐらいの子どもたちが来ている。英語教室の幼児部の1月の授業料は、テキストなどを除いて、190万ウォン。英語幼稚園に入った場合、小学校に入学するまでの5年間で1億1千万ウォン以上かかることになる。英語教室代表は教室のレベルについていけるのは子どもたちの10%ほどだという。医学部に入学するための小学生を対象にした塾ができていて、小学校の時に数学の勉強をきちんとするには英語は乳幼児の時に始めておかなければならないと考えられている。家での教育費が1%増えると出生率が最大で0.26%下がるとの研究結果も出ている。特に第2子、第3子になると出生率が減る。韓国政府も乳幼児のこうした教育の深刻性を認識しているものの、関連の統計は取れていない。教育学科教授は乳幼児の教育市場は3兆ウォン、多くて6兆ウォン近くになると予想している。専門家は乳幼児への行きすぎた教育が出生率低下の一因となっているとして、実態を把握して保護者の不安を軽減させるべきだとしている。