続いて、トーナメント“参のブロック”の3人が説法を披露する。まずは真言宗須磨寺派・須磨寺(兵庫県神戸市)の副住職である小池陽人。毎月行う説法では400人も人が集まるという。今回は、人生をあらわす恩送りについての説法として、「人生の本当の意味が分かれば死の恐怖を乗り越えられる。四国ではではお遍路さんに食べ物や飲み物やお金などを施す“おせったい”という文化がある。自分がお遍路を歩いたときは、最後の山門にたどり着いたとき、道中でお世話になった人たちの優しい顔1つ1つが目に浮かんできて、この人たちへの恩返しのためにもこれから一生懸命生きていこうと思った。誰かにご恩を借りたら同じように誰かに返す「恩送り」をすることこそが人生の意味ではないか。恩送りができたとき、この身がつきようとも人生は続いていくということを知るのではないか。恩送りが実感できたら死の恐怖からも解放されるかもしれない」などと説いた。
住所: 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町4-6-8
URL: http://www.sumadera.or.jp/
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