おもてなしで外国人客が急増したホテルもある。1956年創業の「高原ホテル対山」の宿泊客の約8割が外国人客観光客だという。すき焼きや天ぷら、刺し身など外国人観光客が楽しめるような豪華な食事と、源泉かけ流しの温泉が自慢の宿。香港出身のチャン・ウェンイさんは、お客からはエンジェルと呼ばれている。日本語・英語・中国語を駆使し、フロント業務など外国人客の対応を任されている。チャンさんは6年前、ホテルの3代目と結婚。彼女の提案で、ホテル内にバーを設置し外国人客に喜ばれている。長い人は1ヶ月以上の滞在をする外国人観光客。そこで誰とでも素早く親しく話せるチャンさんは人気ものになっているという。直接焼肉店への予約を取りにいったり、長く滞在し仲良くなった人の誕生日を祝ったりなどした。チャンさんのおもてなしは、また妙高に来るきっかけになっているという。妙高に住んで27年になるビル・ロスさんは、スキーのツアーガイドを行っている。妙高の魅力は「雪もいいけど人も優しい」などと話した。大雪の朝は必ず近所の一人暮らしの高齢者宅の除雪を行っている。ビルさんは、高齢者にとって大切な存在になっているという。