今回の衆議院選挙で議席を伸ばした立憲民主党。本命の「あの人」に告白する前からフラれているという状況。来月行われる総理指名選挙での協力を、野党各党に要請した野田代表は、カギを握る国民民主党の玉木代表とは会えないまま。関係者からは冷ややかな声も上がった。今回の選挙で落選した、小田原潔前衆院議員。議員会館から退去するため引っ越しの準備をしていた。岸田政権で務めた外務副大臣の思い出を聞くと「チリの大統領就任式」だという。安倍派に所属していた小田原氏。1240万円の不記載で選挙直前に自民党を非公認となった1人。今回の選挙で大きく議席を減らした自民党。裏金問題で離党した世耕弘成元参院幹事長や党員資格停止中の西村康稔元経産大臣ら無所属で当選した6人に、国会での自民党会派入りを要請し6人とも了承しているという。特別国会での総理指名選挙に向けて、多数派工作に乗り出した自民党だが、立憲民主党の野田佳彦代表は、日本維新の会の馬場伸幸代表、共産党の田村委員長と相次いで会談。その目的が、総理指名選挙で「野田佳彦」と書くよう要請したという。来月11日に行われる方向の総理指名選挙で、維新と共産が「野田佳彦」と書いたとしても与党の数に届かない。しかし今回の選挙で躍進した国民民主党が加われば、与党を上回り、野田代表が総理大臣に就任する可能性がある。そのため野田は玉木代表にラブコールを送っている。ただ、立憲民主党側としては告白する前に振られている状況。立憲民主党の周辺からは、冷ややかな声も。