栃木県那須塩原市にある地方競馬教養センターは全国で唯一、地方競馬で活躍する騎手を養成する施設。この春、入所した石川県白山市出身の浅野登生さんは「騎手になれるように2年間全力で頑張ります」と話す。訓練生活の起床は毎朝5時半で起きてすぐに体重測定が行われる。プロの騎手は決められた体重を超えるとレースに出場できなくなるため候補生のうちから徹底した体重管理を身につける。浅野さんは馬に乗った経験はほとんどなく、世話をするのも初めて。乗馬未経験で入所する候補生は少なくないという。浅野さんは「みんなから尊敬される騎手になることが夢」と語った。