年間に引退する競走馬の数は去年だけでも7000頭。競馬産業では引退した競走馬のセカンドライフをどうするかが長年、大きな課題になっている。引退した競走馬を一時的に引き受ける全国初の施設が宇都宮市にできた。
ことし6月に宇都宮市の設けられた引退した競走馬を一時的に受け入れる施設に、佐賀県から元競走馬が来た。オーナーが引退後も元気でいてほしいと預けた。競馬事業を監督する農林水産省によると、去年国内では7000頭余の競走馬が引退している。このうち、優秀な成績や血統などを理由に繁殖用となったのが約1300頭、乗馬クラブなどの乗用馬になったのが約3300頭とされているが、引退した後の詳細な状況は把握できていないのが実情。施設はオーナーが次の引き受け先を決めるまで1か月余、無料で馬を預かる。その間、常駐する獣医師やスタッフが適度な運動をさせるなどして体調を管理する。セカンドライフの道の1つが乗馬クラブだが、競走馬から乗用馬へ“キャリアチェンジ”させるために乗馬の調教ができる専門家の力も借りている。JRAなど競馬を主催する団体による競走馬のセカンドライフを支える初めての施設。今月の時点で施設に預けられているのは5頭。
ことし6月に宇都宮市の設けられた引退した競走馬を一時的に受け入れる施設に、佐賀県から元競走馬が来た。オーナーが引退後も元気でいてほしいと預けた。競馬事業を監督する農林水産省によると、去年国内では7000頭余の競走馬が引退している。このうち、優秀な成績や血統などを理由に繁殖用となったのが約1300頭、乗馬クラブなどの乗用馬になったのが約3300頭とされているが、引退した後の詳細な状況は把握できていないのが実情。施設はオーナーが次の引き受け先を決めるまで1か月余、無料で馬を預かる。その間、常駐する獣医師やスタッフが適度な運動をさせるなどして体調を管理する。セカンドライフの道の1つが乗馬クラブだが、競走馬から乗用馬へ“キャリアチェンジ”させるために乗馬の調教ができる専門家の力も借りている。JRAなど競馬を主催する団体による競走馬のセカンドライフを支える初めての施設。今月の時点で施設に預けられているのは5頭。