10月20日に上皇后さまが91歳の誕生日を迎えられた。去年10月に右足の大腿骨を骨折し、手術を受けられたが、毎日リハビリに励み、現在はほぼ骨折前の状態まで回復されたという。今年8月には思い出の地である長野県軽井沢をご夫妻でご訪問され、戦後に旧満州から引き揚げた人々が開拓したキャベツ畑を散策された。上皇后さまは戦後80年にあたり、硫黄島、沖縄、広島、長崎を巡った天皇皇后両陛下の慰霊の旅を見守り、戦後50年のおりに同じ場所を訪問した時のことを上皇さまと話されたという。誕生日当日には両陛下や愛子さまなど皇族方からお祝いの挨拶を受けられた。お住まいでは軽い運動や上皇さまとの朝食後の日課である本の音読を続けられている。体力が少しずつ低下している様子がみられるものの、上皇さまの日常を細やかに支え、お二人で過ごす時間に心の安らぎを感じられているという。
