オーバーツーリズムが問題になっている京都を取材すると、違反行為を注意した住職が中国人に暴言を吐かれるなどさまざまな迷惑行為が横行している実態が明らかになった。清水寺の参道「清水坂」。多くの観光客で道が埋め尽くされている。特に外国人観光客の姿が目立つ。先月、日本を訪れた外国人客はおよそ378万人(日本政府観光協会より)。月間として過去最多となり、オーバーツーリズムが深刻化している。そんな中、京都・東山にある寺院の住職がSNSに悲痛な叫びを投稿。反響を呼んでいる。400年以上の歴史を持ち、苔庭の名所としても知られる高台寺岡林院。去年10月、「グッド!モーニング」が取材した際には、参道に面した橋の欄干が壊されるなど外国人観光客のマナーに住職が苦言を呈していた。高台寺岡林院・青山公胤住職は「車が参道をふさぐ形でとまっていて運転手が中にいたので「近くにコインパーキングがあるのでそっちにとめてくれますか?」と言ったら「白タクじゃねえよ」「殺すぞ」とかひどい言葉をかけられた」と述べた。白タクとは営業のための許可を取らず自家用車に客を乗せる違法なタクシーのこと。観光地では今、大きな問題となっている。さらに岡林院では商業目的の無断撮影を禁止しているが、撮影が行われているという。
住所: 京都府京都市東山区高台寺下河原町526
URL: http://www.kodaiji.com/
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