都内のスーパーでは猛暑の影響などで野菜が軒並み値上がりしているほか、物価の優等生と呼ばれた卵やコメも高騰している。さらに来月には飲料やハム、お菓子など約3000品目の値上げがされる。物価高の大きな要因となっているのが円安。日銀は円安を修正するねらいもあり利上げに踏み切ったが、高市早苗経済安保担当大臣はネット番組でも「金利を今上げるのはアホやと思う」と主張。財政政策をめぐって強気のスタンスをとっている。これに対し河野太郎デジタル大臣、石破茂元幹事長は財政規律を重視する姿勢を示している。目の前の景気を重視し、借金を重ねてでも積極的に財政を出動する路線を続けるのか、それとも長期的な視点を持って支出を抑える方向に転換するのか。候補者の違いは際立っている。