「飛鳥・藤原の宮都」は、奈良県明日香村と橿原市、桜井市の6世紀から8世紀にかけての飛鳥時代の文化財からなる。天武天皇などの宮殿があったとされる明日香村の飛鳥宮跡や、極彩色の壁画が見つかった高松塚古墳、それに橿原市の藤原宮跡など19の文化財が構成資産として盛り込まれている。政府は来年の世界文化遺産への登録を目指し、「飛鳥・藤原の宮都」をユネスコに推薦することをきょうの閣議で了解した。これを受けて、期限となる今月31日までにフランス・パリにあるユネスコの世界遺産事務局に推薦書を提出することにしている。今後、ユネスコの諮問機関の現地調査などを経て、来年夏ごろ開催される世界遺産委員会で登録の可否が判断される。
住所: 奈良県高市郡明日香村平田439