防止をかぶりビシッと決めて観客の前に登場した男性。会場を沸かすのは土佐の寅さんとして親しまれている坂本純一さん79歳。高知県在住のアマチュア漫談家。笑いで日本中を笑顔にしたいと50歳から活動をスタート。これまで1700回以上の講演を全国各地で行ってきた。そして去年11月ついに28年かけて47都道府県全国制覇を果たした。79歳になっても活動を続ける理由は、公務員時代に経験した友人との別れ。坂本純一さんは、ものすごいショックで「人間てしぬんや」と、自分のやりたいことをやって終わりたいと思うようになったと話した。学生時代に一度諦めた芸人の夢を再び追いかけようと決意した坂本さん。人に笑ってもらうことが自分の喜びだと28年間日本中に笑いを届けている。坂本純一さんは、フーテンの寅さんみたいにふらっと各地を訪れて皆さんにもう一度喜んでいただけたらと話す。坂本さんの”アスヨク”ソング 渥美清「男はつらいよ」。