高知市で行われた高校生の「まんが甲子園」で、当初、沖縄県の高校が最優秀賞に選ばれたものの、主催した県などは「ほかの作品との類似性が認められた」として賞を取り消し最優秀賞は「該当なし」となった。高校生たちが漫画のアイデアや技術を競う「まんが甲子園」は、やなせたかしさんなど著名な漫画家を輩出している高知の漫画文化を発信しようと高知県などが毎年開いていて、ことしは国内から30校、韓国から3校の合わせて33校が出場。高校生たちは出題されたテーマをもとに制限時間内に漫画を制作し、審査の結果主催した県などは、沖縄県の高校を最優秀賞に選んだがその後、「ほかの作品との類似性が認められた」として取り消した。県によると、大会の終了後、作品をSNSで公開したところ、外部から「同じ作品がある」との指摘が寄せられ、調べたところストーリー展開やキャラクターが似た作品がインターネット上に公開されているのが見つかったという。大会の実施要項では「制作する作品はオリジナル未発表作品に限る」としていたため、県などは審査員との協議の結果最優秀賞を取り消し今回は「該当なし」となった。高知県勢では4校が本選に出場し、高知商業高校が入賞。