往路のフィニッシュを飾るのは箱根駅伝の象徴「山上り」。原監督も勝負の鍵としている5区は気温が低く、厳しい自然環境の山岳地帯。標高874メートルまで一気に駆け上がる最も過酷な区間。この難所を制したものに与えられる称号が「山の神」。今回「山の神」に最も近いのが早稲田の3年・工藤慎作。トレードマークのメガネと名前が「名探偵コナン」の登場人物に似ていることからその異名は「山の名探偵」。5区、2度目の去年は3人抜きを果たし区間歴代3位を記録。そしてもう1人、青山学院のエース・黒田朝日。原監督絶賛の最高傑作。箱根デビューの2年前はエースが集まる2区で区間賞の衝撃デビューを見せた。今年はエース・黒田を2区ではなく山上りの5区に当日サプライズ起用。青山学院の黒田はトップとは3分24秒差の5位でたすきを受けると、早々に4位に上がるとまずは往路初優勝を狙う3位・國學院を狙う。その頃、2位で中央を追いかける早稲田もスタート時にあった1分12秒差を約6キロで半分以上縮めていた。全長20.8キロあるコースの半分付近で中央大学を抜き早稲田が首位に立った。早稲田・花田監督の不安が的中するように青山学院・黒田は区間新記録ペースの快走を見せ、3位に浮上。18年ぶりに往路優勝を狙う早稲田、ゴールへ向かう名探偵に青山学院が迫る。
