- 出演者
- 蛯原哲 渡辺康幸
オープニング映像。
あす、第102回箱根駅伝が大手町をスタートする。番組では優勝を狙っている青山学院大学、駒澤大学、國學院大學の3大学の監督に出演してもらい、戦略など様々な話を聞く。
先月29日に、各大学の区間エントリーが発表された。渡辺康幸は「各大学でエース格の選手が補欠に回っている。青山学院大学では黒田朝日が補欠に回っている。2区なのか5区なのか、そこを原監督に聞きたい」などと語った。駒澤大学も佐藤圭汰、山川拓馬などの主力選手が補欠に登録されている。
ライバルチームの区間配置について、青山学院大学の原晋監督は「駒澤大学が苦労しているなと思った。主力選手5人を補欠に回すことは、あまり経験がない」などと語った。國學院大學の前田康弘監督は「駒澤大学のチーム状況がわからないが、1区はエントリー通り小山くんが来るのかなと思った。2区、3区、5区は変わるのかなという印象を持っている」などと語った。戦略的に主力選手を外しているのかを問われ、駒澤大学の藤田敦史監督は「箱根駅伝ともなると緊張感が他の駅伝とぜんぜん違う。発熱や急に脚が痛くなるなどもあり、リスク管理としてエースクラスの選手たちを外しているというところもある。戦略的な部分と両方ある」などと語った。1区のエントリーについて、藤田監督は「今回の1区は難しい。昨年中央大学の吉居くんが大逃げを打ったので、また中央大学が飛び出しても各大学がある程度のペースで追っていく展開になるのではないか」などと語った。前回大会の1区ではスタートから約300mで中央大学の吉居駿恭が飛び出し、後続が誰も着いていかず最初の1kmで10秒の差をつけた。15.2km地点では1分16秒の差をつけ、完全に独走となった。原監督は「昨年のような1人飛び抜ける展開はないと思っている。他の大学はしっかり着いていく、青山学院もそう」などと語った。
1区の注目選手は青山学院大の荒巻朋熙、駒澤大の小山翔也、中央学院大の近田陽路、國學院大の嘉数純平、中央大の辻誉など。実力校の当日変更に注目が集まり、國學院大は青木瑠郁、中央大は吉居駿恭か岡田開成などへの変更が予想される。
青山学院大は黒田朝日が補欠に回っている。渡辺康幸は「エース区間に入るのか山登りに入るのか、予想合戦が始まっている」などと語った。原監督は「そこが面白いところ。2区にするか5区にするか、やはり迷うところ」などと語った。
青山学院大の絶対エース、4年生でキャプテンの黒田朝日は陸上を始めたのは高校からだったが、すぐに注目選手となった。青山学院大入学後も着実に実力をつけ、2年生で箱根駅伝デビューし2区で区間賞を獲得した。前回大会は区間新記録をマークしている。その黒田が補欠にエントリーされており、2区と5区には1年生が入っている。原監督は「1年生を起用するにあたっては、練習でできても本番でできるかどうかの見極めを最後の最後までしたい。逃げることなく闘うという意思確認ができれば、抜擢はしようと思っている」などと語った。藤田監督は「青学はいつも先頭に出てそのまま逃げ切るイメージがある。黒田が2区に来て乗っていき、5区の1年生も気持ちよく走ってプラスアルファされたら嫌。黒田が5区に来た場合、他の選手がしのぎ黒田が後方から追い上げる展開になる。そちらのほうがより混戦になる。ポイントになるのはやはり2区ではないか」などと語った。補欠に入っている山川拓馬について、藤田監督は「順調に調整は終えた。あとは本番で力を出すだけ」などと語った。前田監督は「國學院大は2区がどれだけ耐えられるか、ディフェンシブな闘いになる。エントリーしている上原琉翔は起伏に強く、後半粘れると狙い通りの展開になる」などと語った。
エースが集う箱根最長区間2区の注目選手は、國學院大の上原琉翔、早稲田大の山口智規、中央大の溜池一太、青山学院大の上野山拳士郎、駒澤大の森重清龍など。青山学院大は黒田朝日がエース区間にエントリーし、新記録を狙うのか。駒澤大の山川拓馬は5区もあり得るが、最後の箱根で花の2区を走る可能性も十分考えられる。「山の神になりたい」と駒澤大に入学した山川は、1年で5区を走り駒澤大3冠の立役者となった。だが2年の4区、前回大会の5区では思うような成績が残せなかった。箱根ラストイヤーにかける山川は体幹を鍛え直し、最高の状態で箱根を迎えるべく取り組んできた。山川は「2区で悔しさを晴らしたい」などと語っていた。他にも前回大会で2区の区間新記録を叩き出した東京国際大のリチャード・エティーリや、城西大のキムタイ・ヴィクターといった留学生ランナーも注目の存在。実力は折り紙付きの東京農業大の前田和磨や、成長著しい帝京大の楠岡由浩といった面々も台風の目となりそう。
往路の3区について、前田監督は「山を登る前には、先頭争いをしておきたい。タイムとしては60分前半はいかないといけない。野中恒亨が伸びている途中の選手で勢いもあり、1区なのか3区で使うのか、復路に回すのか駆け引きになる」などと語った。早稲田大学について、原監督は「キーマンは3区の山口竣平だと思っている」などと語った。前田監督は「鈴木琉胤は4区にくるのではないか。4区、5区で攻められるようにしている」、藤田監督は「中央大も2区、3区は自信を持って配置している。1区と4区に主力を投入して逃げを図る可能性もある」などと語った。
3区の注目選手は早稲田大の山口竣平、中央大の本間颯、駒澤大の篠和真、國學院大の永田智基など。駒澤大は帰山侑大を当日変更で配置か。國學院大は今季絶好調の野中恒亨が入る可能性もある。留学生と互角以上に渡り合ってきたゲームチェンジャーが、國學院大初の優勝を手繰り寄せるか。
4区の注目選手は國學院大の辻原輝、駒澤大の村上響、早稲田大の武田知典など。最大の注目は早稲田大のスーパールーキー・鈴木琉胤で、全国高校駅伝では1区の日本人最高記録を更新するなど大注目の逸材。早稲田大の花田勝彦駅伝監督は「鈴木は何十年に1人の逸材。楽しみでもあり、ちゃんと伸ばさないとという使命感もある」などと語った。5月に行われた関東インカレ5000mで、留学生を含めた多くの有力選手に混じって出場した鈴木はスタート直後から先頭に立ち、日本人最高の2位となった。鈴木は「箱根は小学校のときから夢に見ていた舞台。流れを作れるような走りがしたい」などと語った。
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5区の山登りについて、藤田監督は「登り候補が何人かいた中で、エントリーした安原海晴が候補の1人にあった。昨年の山川程度には行くのではないかと期待を持っている」などと語った。駒澤大の安原海晴は、去年12月の合宿でも箱根の山登りに向けアピールしていた。國學院大の5区にエントリーしている1年生の高石樹について、前田監督は「箱根駅伝は独特なので、強心臓ではあるがメンタル的に未知数。登りの適性はチーム1、2を争っている」などと語った。1年生で箱根の山登りに抜擢された高石樹だが、中学時代は帰宅部でゲーム三昧の日々だった。高校入学後に担任から勧められ陸上部に入部し、徐々に能力を開花させていった。3年生の時に四国の高校生では初となる5000m13分台をマークし、前田監督はいち早く注目していた。渡辺康幸は「青山学院も1年生が登る可能性が高く、1年生対決になる」などと語った。原監督は「1年生はわからない、特に山登りはわからない。抜かれるとエネルギーを吸い取られる。本能として抜かれると一瞬並走してしまうが、それで一気に借金を背負うことになる」などと語った。青山学院大の6区にエントリーしている1年生の石川浩輝について、原監督は「自信を持って送り出せる。昨年の野村昭夢並みの記録を期待している」などと語った。駒澤大の藤田監督は「6区の野村君の記録はものすごい記録なので、やってみないとわからない。エントリーしている伊藤蒼唯は最低でも昨年と同等の走りはできるところまで仕上がっている。ゲームチェンジの役割を託している」などと語った。
箱根最大の難所である山登り5区の注目選手は、早稲田大の工藤慎作、駒澤大の安原海晴、中央大の柴田大地、青山学院大の松田祐真、國學院大の高石樹など。山と言えば城西大学の斎藤将也も忘れてはならない。去年は直前で風邪をひき不調の中での区間3位だったが、本人は納得していない。城西大学の櫛部静二監督は「上りが強い人には共通のポイントがあり、みんな坂に対して速く走ろうという意識を持つ。斎藤はいかに自分の平地での走りを上りにつなげるかを考えており、そこが強さの秘密」などと語った。箱根ラストランに向けて、斎藤は「自分の100%の力を出す。その先に区間賞・区間新がかならず出る」などと語った。早稲田の工藤慎作は去年駒澤大の山川を抜き、区間2位の記録でチームを往路3位に導いた。しかし入学当初は線が細く筋力もなかった工藤は、監督の直接指導で体幹から鍛えてきた。3年生となった今年は、ハーフマラソンで学生歴代2位の記録をマークした。工藤が「箱根では5区で区間新記録を出すことと、チームとしては総合優勝を目標に頑張りたい」などと語った。
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復路について、渡辺康幸は「近年優勝を狙うチームは、7区にエースを置いている」などと語った。去年の監督トークバトルで、中央大学の藤原正和駅伝監督は復路について「7区から10区の選手層で違いをつけた大学が優勝に近づく」などと語っていた。前田監督は「近年7、8区で差をそのまま広げてというところがあり、7区が重要になってきている」などと語った。復路で何分以上開けられたくないかについて、前田監督は「1分半以上開けられるとキツイ」、藤田監督は「最大2分」、原監督は「先頭1分差をリードしたチームがそのまま逃げる」などと語った。
箱根駅伝では監督たちも運営管理車からランナーを鼓舞し、共に闘っている。指揮官たちの熱い檄も、今や箱根の名物になっている。青山学院大の原監督は、選手を盛りたてのせていくタイプ。駒澤大の藤田監督の檄は熱血口調かと思いきや、語りかける優しい口調の声かけも。中央大の藤原正和駅伝監督の檄は、気持ちが入ると絶叫系になる。早稲田大の花田勝彦駅伝監督はライバルも応援。國學院大の前田監督の檄は、選手への感謝が隠れる語りかける口調。帝京大の中野孝行監督は、緩急自在の多彩な檄を飛ばす。
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「完全密着!箱根駅伝」では中継では伝えきれない舞台裏、そこにあったもう1つの物語も放送。今回は前回大会でカメラが見たレースの裏側を解禁し、知られざるエピソードを紹介した。2区で國學院大のエース・平林清澄がまさかの区間8位に終わり、レース後すぐに監督に連絡を取った。泣く平林に対し、前田監督は「頑張った、よくあの状況でここまで持ってきた。泣くな」などと語りかけた。3区では駒澤大・谷中晴と早稲田大・山口竣平の1年生対決が注目を集めたが、レース後2人は握手をし互いに感謝の言葉を交わしていた。復路の6区では、帝京大の廣田陸が激走。区間4位の記録で順位を2つ上げ、シード権獲得の原動力となった。廣田はレース後母親に電話をし、泣きながら感謝を伝えていた。7区では駒澤大の佐藤圭汰が中央大の岡田開成を捉え、2位まで順位を押し上げた。2人は同じ高校の先輩と後輩で、追いついた佐藤はしばらく並走。佐藤が前に出ると岡田は食らいつこうとするがついて行けず、後退した。タスキリレーの後に2人は挨拶を交わし、佐藤は「来年も頑張ろう、一緒に」などと声をかけた。10区は、4校が残る3つのシード権を争う展開となった。7秒届かなかった順天堂大学がシード権を獲得できず、 今大会では予選会から本戦出場を果たした。
