続いて向かったのは新竹から台湾新幹線で1時間30分の南部の都市・高雄。熊本県と友好交流を結んでいる町。市場を巡りサトウキビジュースなどを味わっていると、熊本八代名産の晩白柚を発見。市場の方々に聞くとこの果物は「晩白柚」ではなく「白柚」であるとの答えが返ってきた。晩白柚の父、と呼ばれる島田弥市は1904年、台湾に農業技師として渡り、42年間にわたって農業の発展に尽力した。1920年に東南アジアから台湾に苗木を持ち込み試験栽培をしたところ見事に成長。晩白柚と名付けられた果物はそのまま熊本に伝わり栽培が始まった。その後台湾では晩白柚よりも他の白柚が主流となっていった。