高額医療費制度について解説。自己負担の上限額は、来年8月から再来年にかけて、年収の区分をさらに細かくし、段階的に引き上げるとしている。例えば年収370万円〜770万円は、3つの区分に分けられる。そのうち年収650万円〜770万円の場合は、最終的に13万8600円程度まで引き上げられるとしている。関係者によると、国の修正案はこの方針は変えずに、長期間にわたって治療を続ける患者について配慮しようというもの。具体的には直近の12か月で、3回以上制度の対象となった場合に、4回目からは上限額を抑える仕組みで、引き上げ幅を緩和する方向で検討している。